治療費について
治療費(目安)について
適用 | 疾患 | 項目 | 費用 (年齢:60歳) (国民健康保険の自己負担割合:3割の場合) |
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【適用】保険適用 | 【疾患】前立腺がん | 項目 | 費用 (年齢:60歳) (国民健康保険の自己負担割合:3割の場合) |
保 険 適 用 |
前立腺がん | ①初診・再診・各種検査等 | 約1〜2万円 |
②他院でのマーカー留置費用(入院費含む) | 約4〜5万円 | ||
③重粒子線治療費(保険適用) | 約48万円 | ||
④合計(①+②+③) | 約55万円(※) | ||
【適用】保険適用 | 【疾患】頭頸部腫瘍 肝臓がん(長径4cm以上) 肝内胆管がん 膵臓がん 大腸がん術後再発 子宮頸部腺がん 骨軟部腫瘍 |
項目 | 費用 (年齢:60歳) (国民健康保険の自己負担割合:3割の場合) |
頭頸部腫瘍 肝臓がん(長径4cm以上) 肝内胆管がん 膵臓がん 大腸がん術後再発 子宮頸部腺がん 骨軟部腫瘍 |
①初診・再診・各種検査等 | 約3〜5万円 | |
②他院での処置 | α円(注3) | ||
③重粒子線治療費(保険適用) | 約72万円 | ||
④合計(①+②+③) | 約80万円(※)+α円(注3) | ||
【適用】先進医療 | 【疾患】食道がん 肺がん 肝臓がん(長径4cm未満) 腎臓がん 子宮がん(頸部腺がん以外) 転移性肺がん(3個以下) 転移性肝がん(3個以下) リンパ節転移(3個以下) |
項目 | 費用 (年齢:60歳) (国民健康保険の自己負担割合:3割の場合) |
先 進 医 療 |
食道がん 肺がん 肝臓がん(長径4cm未満) 腎臓がん 子宮がん(頸部腺がん以外) 転移性肺がん(3個以下) 転移性肝がん(3個以下) リンパ節転移(3個以下) |
①初診・再診・各種検査等 | 約3〜5万円 |
②他院での処置 | α円(注3) | ||
③重粒子線治療費(先進医療費) | 314万円(注4) | ||
④合計(①+②+③) | 約5万円(※)+α円(注3)+314万円(注4) |
※70歳未満の方は高額療養費制度の利用で自己負担はさらに少なくなります。
「認定証(限度額適用認定証)」をお持ちでない方は、加入する健康保険組合等に「認定証(限度額適用認定証)」の交付申請を行って下さい。「認定証(限度額適用認定証)」を保険証と併せて医療機関等の窓口(注1)に提示すると、1ヵ月(1日から月末まで)の窓口でのお支払いが自己負担限度額まで(注2)となります。
- 注1:保険医療機関(入院・外来別)、保険薬局等それぞれでの取扱いとなります。
- 注2:同月に入院や外来など複数受診がある場合は、高額療養費の申請が必要となることがあります。
保険外負担分(差額ベッド代など)や、入院時の食事負担額等は対象外となります。 - 注3:患者様の個々の状況等によって他院での処置は異なります。
- 注4:重粒子線治療費は先進医療費となり、公的医療保険(及び高額療養費制度)による助成は利用できません。
高額な費用負担に備えるため、民間保険に先進医療特約や一時給付金等があります。詳しくは各保険会社へお問い合わせ下さい。
保険適用による重粒子線治療
頭頸部腫瘍(頭蓋底腫瘍を含む)(口腔・咽喉頭の扁平上皮癌を除く)、肝細胞がん(※1)(長径4cm以上)、肝内胆管がん(※1)、膵臓がん(※1)、大腸がん術後再発(※1)、子宮頸部腺がん(※1)、限局性前立腺癌、骨軟部腫瘍(※1)(骨や筋肉、血管、皮下組織などの軟部に発生する腫瘍)は、公的医療保険が適用されます。
保険診療による重粒子線治療の場合は、重粒子線治療の医療費についても通常の医療と同様に、自己負担割合に応じて1~3割の自己負担が必要となります。(ただし、治療や検査の内容等によって総費用は異なります。)


保険診療においては、高額療養費制度(医療機関や薬局の窓口で支払った額が、月初から月末迄で一定額を超えた場合に、その超えた金額を支給する制度)が適用になります。70歳未満の方が、事前に「限度額適用認定証」の交付を受け、保険証と併せて「限度額適用認定証」を医療機関の窓口に提示することで、医療機関毎にひと月の支払額が自己負担限度額(※2)までとなります。詳しくは厚生労働省のWebページをご覧ください。
※1:手術による根治的な治療法が困難であるものに限ります。
※2:同月に入院や外来など複数受診がある場合は、高額療養費の申請が必要となることがあります。保険外負担分(差額ベッド代など)や、入院時の食事負担額等は、対象外です。

先進医療による重粒子線治療
先進医療の場合は、一般保険診療と共通する部分(診察・検査・投薬等)の費用は、公的医療保険が適用されますが、重粒子線治療の照射技術料は全額が患者様の自己負担となります。
重粒子線治療では疾患の種類により照射回数が異なりますが、先進医療の費用は、照射回数に関わらず一連の治療で314万円となります。(例えば、照射回数が1回でも20回でも、314万円です。)
重粒子線治療の照射技術料については、公的医療保険(及び高額療養費制度)による助成は利用できません。


※高額な費用負担に備えるため、民間保険に先進医療特約や一時給付金等があります。詳しくは各保険会社へお問い合わせ下さい。
自由診療による重粒子線治療
保険診療や先進医療の適応以外の重粒子線治療は自由診療となります。
自由診療の場合は、公的医療保険の併用はできず、全額患者様の負担になります。
自由診療による重粒子線治療の照射技術料に関しては314万円+消費税になります。
なお、外国人患者様の重粒子線治療の費用は450万円+消費税になります。
(※この金額には旅費、宿泊費、医療ツーリズム会社のサービス料等は含まれておりません。)
重粒子線治療に関する支援【実施機関:大阪府】
重粒子線治療にあたっては、一部のがんを除き公的医療保険が適用されないため、患者様が高額な費用を負担しなければなりません。このため、大阪府では、重粒子線治療を受けようとする大阪府民が、経済的な事情で治療を断念することがないよう、費用の負担を軽減する制度を設けています。
■重粒子線治療費利子補給制度
公的医療保険の適用を受けない重粒子線治療を受けるため、照射技術料を府が連携する金融機関の専門ローンで借り入れた場合、その利子分を大阪府が助成します。
■小児がん患者重粒子線治療助成制度
小児がん患者(15歳未満)が先進医療による重粒子線がん治療を受ける場合、所得に応じて照射技術料を大阪府が助成します。
詳しくは、下記問い合わせ先までご連絡ください。
- 制度に関する
お問い合わせ先 - 大阪府 健康医療部 健康推進室 健康づくり課
〒540-8570
大阪市中央区大手前2丁目
TEL 06-6941-0351(代表)
http://www.pref.osaka.lg.jp/kenkozukuri/shokai.html



