大阪重粒子線センター Osaka Heavy Ion Therapy Center

お知らせ|information

よくあるご質問を掲載いたしました。

2018.02.28 | 患者さまへ

【予約について】

 

Q1.予約をしていませんが、受診できますか?

A1.原則として予約が必要です。当センターの受診は完全予約制となり、予約は当センター/地域連携担当が受け付けています。紹介元医療機関の(地域)医療連携室のご担当者様や看護師等に予約申込をお願いしてください。

 

Q2.紹介状を持っていませんが、受診できますか?

A2.原則として紹介状(診療情報提供書等)が必要であり、受診に際しては予約も必要です。

 

Q3.受診するにはどうしたらよいですか?

A3.主治医に「大阪重粒子線センターで重粒子線治療を受けたい」「大阪重粒子線センターで重粒子線治療の話を聞きたい」とご相談いただき、紹介状等をご準備いただいてください。


【ご用意いただきたい資料】
・診療情報提供書(紹介状)
・画像CD-R及び読影所見
(腫瘍の経時的変化が分かる画像検査のCD-R及び読影所見)
・採血結果
(腫瘍マーカーの推移、直近の尿素窒素・クレアチニンの値、感染症に関する情報がわかる採血結果)
・病理所見のコピー及びプレパラート


当センターの受診は完全予約制となり、予約は当センター/地域連携担当(代表TEL:06-6947-3210)が受け付けています。紹介元医療機関の(地域)医療連携室のご担当者様や看護師等に予約申込をお願いしてください。「FAX用受診予約申込書(PDF)」は、当センターのホームぺージから紹介元医療機関のご担当者様にてダウンロードいただき、申込手順にそってお申込みください。


ご不明な点やご質問等ございましたら、紹介元医療機関のご担当者様から、当センター/地域連携担当にお問い合わせをお願いいたします。

 

【治療や治療中の留意点について】

 

Q1.重粒子線治療が適用されない疾患はありますか?

A1.以下の場合、重粒子線治療の適用となりません。

 

・全身に転移してしまったがん

・白血病など全身に広がったがん

・胃がん、大腸がんなど、蠕動運動を伴う臓器の疾患

・すでに他の良好な治療法が確立しているがん

 

Q2.どのようながんが治療の対象となりますか?

A2.すべてのがんが重粒子線治療の対象ではありません。当センターでは、日本放射線腫瘍学会(JASTRO)で決定された保険医療統一方針に基づいて、下記の疾患の治療を行います。

 

<保険適用(2017年12月31日時点)>

・切除非適応の骨軟部腫瘍(骨や筋肉、血管、皮下組織などの軟部に発生する腫瘍)

 

<先進医療>

・肺・縦隔腫瘍

・消化管腫瘍

・肝胆膵腫瘍

・泌尿器腫瘍

・乳腺・婦人科腫瘍

・転移性腫瘍

 

Q3.肺気腫や間質性肺炎があっても肺がんの治療はできますか?

A3.重粒子線治療は、正常な組織に当たる放射線の量を少なくし、がんだけを集中的に狙いうちすることができるため、肺気腫の合併症をもつ患者様に治療を行っても、呼吸機能低下のリスクが低くなります。同様に間質性肺炎の合併症をもつ患者様に治療を行っても、間質性肺炎急性増悪や重症放射線肺炎発症のリスクが低くなります。ただし、肺気腫や間質性肺炎の状態等によっては、治療をおすすめできない場合もございます。

 

Q4.ペースメーカーが留置されていても治療はできますか?

A4.原則的には治療はできます。ただし、胸部が照射される場合には、ペースメーカーが治療ビームに直接照射されないように工夫をする必要があります。ペースメーカーが留置されている場合は、当センター初診時にペースメーカー手帳をご持参ください。

 

Q5.乳がんは治療はできますか?

A5.基本的に乳がんの治療は手術が第一選択となりますが、従来のX線治療と比較して重粒子線治療は、病変に集中して根治的な線量を照射することができるので、メスを一切入れずに乳がんを治療できる可能性があると考えられ、放射線医学総合研究所(千葉県)では2013年から重粒子線治療による早期乳がん患者を対象にした臨床試験を開始されました。2017年末までに23例の治療が終了しています。詳しくは、放射線医学総合研究所病院のホームページをご覧ください。

 

Q6.放射線治療歴がある場合でも、重粒子線治療は受けられますか?

A6.治療を行う部位と全く同じ部位に放射線治療を行っていた場合、その部位に対する重粒子線治療を行うことは難しい場合が多いです。重粒子線治療適応の可否につきましては、当センターの医師やキャンサーボードにて慎重に判断致します。

 

Q7.がんが転移していても治療はできますか?

A7.転移性肺腫瘍(3個以内)・転移性肝腫瘍(3個以内)・転移性リンパ節は照射の対象となる可能性がありますが、複数の転移病巣がある場合、全身的治療を優先する必要があると考えられます。

 

Q8.子供と大人では治療は異なりますか?

A8.治療のやり方そのものは、子供と大人で異なりません。

 

Q9.治療をうけるのに年齢制限はありますか?

A9.基本的に12歳以上からで、上限は特にございませんが、安静な状態で(ベッドの上で)30分間程度じっと動かないようにできることが条件となります。

 

Q10.X線治療と重粒子線治療は何が違うのですか?

A10.重粒子線治療も放射線治療の一種ですが、X線治療と重粒子線治療では「放射線量の集中性」と「生物効果(がんを殺す力)」が異なります。

 

【放射線量の集中性】

従来から放射線治療に用いられるX線の場合、体の表面近くでその効果が最大となり、その後はエネルギーを出しながら体を通り抜けます。一方、重粒子線は、体の表面の放射線の量が少なく、粒子が停止する直前でエネルギーがピークになる(ブラッグピーク)という特性があります。このピークになる深さをがん病巣の位置に合わせることで、正常な組織に当たる放射線の量を少なくし、がんだけを集中的に狙いうちすることができます。また、体の深いところにあるがんに対する治療効果も期待できます。

 

【生物効果(がんを殺す力)】

がんの治療に用いられる放射線は、がん細胞のDNAに分子レベルで傷をつけ、細胞分裂ができないようにして、がんを死滅へと導きます。その作用が強く働くのが重粒子線です。粒子には重さがあり、とくに重い粒子を高速で加速したのが重粒子線なので、がん細胞にぶつかれば強い生物効果(がんを殺す力)を示します。重粒子線は、生物効果(がんを殺す力)が優れているため、通常の放射線治療に抵抗性であるがんにも有効となる可能性が高いという特徴があります。

 

Q11.治療中に入院の必要はありますか?

A11.重粒子線治療は身体の負担が少ない治療のため、外来通院での治療が可能です。ただし、治療内容や病気によっては、紹介元病院や近隣医療機関に入院の上、治療をお願いする場合がございます。

 

Q12.1回の治療時間はどれぐらいですか?

A12.実際に重粒子線が照射される時間は数分ですが、治療室に入ってから出るまでの時間は、更衣や照射前の位置決め等を含め15~30分くらいです。肺癌、肝臓癌、骨軟部腫瘍、膵臓癌の一部など、呼吸に合わせた治療を行う場合は、少し時間がかかります。

 

Q13.治療時間にはどれくらいの期間がかかりますか?

A13.治療期間は、それぞれのがんによって異なります。重粒子線治療は、がんに対して致死効果の高い重粒子線を集中して投与することが出来るため、1回あたりの照射線量を高くしてその分照射回数を減らすことが可能です。当センターでは1回~20回(1日~1ヶ月程度)の治療を行う予定です。

 

Q14.治療中に痛みを感じることはありますか?

A14.照射そのもので痛みや熱さを感じることはありません。

 

Q15.治療中に髪が抜けるなどの副作用(治療に対する有害反応)はありますか?

A15.照射部位の脱毛はありますが、照射されていない部位の脱毛はございません。重粒子線治療では、がんを含む限られた範囲に必要な量だけ照射することができるため、一般の放射線治療に比べ、かなり副作用は少ないですが、副作用が全くないとはいえません。治療部位、照射方向、照射線量によって副作用の症状は異なりますし、同じ様な治療計画でも、副作用の現れ方には個人差がありますので、治療を決める前のインフォームドコンセント時に、起こりうる副作用や副作用が起こった場合の対処法などについて担当医・看護師等から詳しくご説明させていただきます。

 

Q16.治療の副作用がない場合、治療の効果もないのでしょうか?

A16.治療の効果と副作用の程度は必ずしも比例するものではありません。副作用がないからといって「治療が効いていないのでは?」と心配する必要もありませんし、同じ部位のがんであっても、照射範囲や治療計画は患者様毎に異なり、いつ、どこに、どのような副作用が出るかは個人差がありますので、ほかの患者様と比較する必要もございません。

 

Q17.治療を途中でやめてもいいですか?

A17.治療を途中で中止した場合、がん細胞が重粒子線によるダメージから回復してしまい、大きく治療効果が下がってしまいます。治療期間中どうしても都合が悪く、通院治療ができない日がある場合、事前におわかりでしたら、治療開始前に当センターの担当医にご相談ください。

 

Q18.治療中の喫煙や飲酒は可能ですか?

A18.頭頸部がんや肺がんでは、放射線治療中に喫煙を続けると副作用が増強し、また治療効果が低下すると言われています。その他のがんでも副作用が強まる場合もあるため、治療をきっかけに禁煙されることをおすすめします。飲酒については、当センターの担当医にご相談ください。

 

Q19.治療中は入浴できますか?

A19.治療も普段通りに入浴していただいてかまいません。照射部位の皮膚は炎症が生じ軽い日焼け状態になっていますので、刺激に対し敏感になっています。入浴の際は、熱湯に長時間つからないこと、照射部位をこするなどの強い刺激を与えないように注意してください。また、温泉・サウナ・岩盤浴・海水浴・プールに関しては、治療中や治療直後は避けられることをおすすめいたします。照射部位の炎症が改善してからゆっくりお楽しみください。

 

Q20.インフルエンザの予防接種を受けてもかまいませんか?

A20.インフルエンザの予防接種を希望される患者様は、必ず事前に当センターの担当医にご相談ください。

 

Q21.治療が終われば、がんは消えますか?

A21.がんの種類にもよりますが、重粒子線によってダメージを受けたがんは時間をかけて徐々に縮小していきます。治療中に効果がわかることもありますが、治療効果がでるまでにある程度の時間を要します。そのため、治療後は主治医と当センターの担当医にて定期的な経過観察を行います。

 

Q22.治療の効果はどのように判定するのですか?

A22.治療の効果判定方法は、主にCT/MRI/PET-CT等の画像検査、診察所見、血液検査(腫瘍マーカー)、患者様ご自身の自覚症状の改善が挙げられます。治療の効果は1回だけの検査で判断できませんので、治療後も数ヶ月毎の経過観察を主治医の下と当センターにて行います。

 

 

【施設や会計について】

 

Q1.施設内に駐車場はありますか?

A1.ございます。ただし、数に限りがございますので、当センター内の駐車場が満車の際は、近隣の駐車場をご利用ください。

 

Q2.施設内に売店やATM等はありますか?

A2.当センター内には飲み物の自動販売機はありますが、売店、ATM、喫茶店等はございません。

 

Q3.近くに宿泊施設はありますか

A3.当センターの近隣には宿泊施設がございますが、宿泊予約の手配等は行っておりませんので、患者様ご自身でお願い致します。

 

Q4.車いすを借りることはできますか?

A4.来院時に車いすが必要な場合、受付にお申し出いただき、お帰りの際に再度受付にお声かけください。(※車いすは数に限りがございますのでご了承ください。)

 

Q5.診察費の支払いは現金以外でもできますか?

A5.現金以外に、クレジットカード(VISA/MasterCard)及びデビットカードがご利用できます(※重粒子線治療の照射技術料のお支払いは銀行振込でお願い致します。)

 

Q6.保険診療による重粒子線治療場合、治療にはどのくらいの費用がかかりますか?

A6.保険診療による重粒子線治療の場合、重粒子線治療の医療費についても通常の医療と同様です。自己負担割合に応じて1-3割の自己負担が必要となります。(※2017年12月31日時点では、切除非適応の骨軟部腫瘍のみが公的医療保険の適用です。)

保険診療においては、「高額療養費制度(ひと月に支払う医療費が高額になった場合に、お支払いいただく額を、決められた上限額までにとどめる制度)」が適用になります。(※先進医療は保険適用外です。)

あらかじめ「限度額適用認定証」の交付を受ければ、医療機関の窓口に提示することで、医療機関毎にひと月の支払額が自己負担限度額までとなります。(上限額は、個人もしくは世帯の所得に応じて決まっています。)

高額療養費制度に関しては、厚生労働省のホームぺージまたはご加入の保険者にお問い合わせください。ご加入先はお持ちの被保険者証でご確認ください。

・健康保険組合、全国健康保険協会、共済組合

・国民健康保険組合

・各都道府県の後期高齢者医療広域連合

・お住いの市町村(国民健康保険担当、後期高齢者医療担当)

 

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